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2017年3月17日金曜日

黒六枚胴8 袖と草摺組み立て~完成

前回ついに前後の胴ができました!

残る大きなパーツは袖(そで)と草摺(くさずり)!



前々回大量に作った札板(さねいた)を


4枚一組にして紐でつないでいきます。

(ちなみに間違えて開けた穴の所には、構造上全く関係ない紐を通して装飾にしました…)


一つ目出来上がり!


装飾がなかなかいい味出してるじゃないか…!


これひとつで袖にも草摺にもできます。

他のもどんどん作っていきましょう!


出来たー!


慣れた作業ではあるので一組作るのにだいたい10分くらいなんですが、やはり同じ作業を何度も繰り返すのは骨が折れます(汗)


ともあれこれで主要なパーツは全て完成!


このまま一気に行ってしまいましょう!


草摺を三組、前胴に取り付けます。


前胴の各部に着るとき用の紐をいくつか付けました。

だいぶ鎧っぽくなってきた!


後胴も同じように草摺を取り付け、出来上がった前胴と後胴を肩上(わたがみ)パーツで接続!



これだけでも雑兵の鎧としてならもはや完成したようなものですが、ここに残ってる袖を取り付けて



ついにかんせーい!


これ以上見やすい画像が撮れなかったのはご愛敬←



いやー、長かった。

何とか黒六枚胴を作り終えました!


ちなみに画像ではわかりませんが(てかまた写真撮ってないorz)、袖の裏にゴムバンドを付けて腕を通すようにして、刀を振りかぶったときに袖が跳ね上がらないようにもしてあります。


また胴を前後に分けたので、着用者の体格に合わせて多少調整できるようにもなっています。


籠手やすね当ても装備した状態で鎧を着てみました。




そして少し動いた動画を撮影しました↓


照明が暗くて鎧が見えづらく申し訳ないのですが、とりあえずこれくらいは余裕で動けるよということで。


完成形からいきなり観たら、元がダンボールだということはかなりカモフラージュできたんじゃないかと思います。


とはいえ(ブログ記事も含めて)まだまだ改善点は多そうなので、今後もまた作っていきたいと思います。


今回はここまで!

おつかれさまでしたー!


終わり。

2017年3月16日木曜日

黒六枚胴7 胴組み立て

前回は札板(さねいた)を作り終えました。


今回はすでにパーツのそろっている胴を組んでいきたいと思います!
 

まずは、胴のダンボールパーツとウレタンパーツを紐でつないでいきます。


穴を同じ位置に開けているので、布を縫うときのように紐で各パーツをつないでいきます。

ちなみに!これが!ずっと正体を現さなかった胸板(むないた)です!!!

 

…ふぅ。あらためて。

取り付け途中の曲線があるのが胸板で、その上にある四角いパーツが押付板(おしつけいた)です。

これらは脇板(わきいた)同様ウレタンパーツなのですが、ふちを盛り上げて作ってあります。

 

胸板の部分は刀を両手で持って振るときにかなり高確率で腕が当たる箇所なので、ウレタンで作ることで破損を防ぎます。

以前ダンボールだけで作った鎧で舞台に出演したこともあるのですが、何度か使うとすぐこの部分が歪んでしまっていました。

ここは腕が当たりやすい上にデザイン上強度も弱いので、壊れやすかったんですね。

 

また、パーツ同士を紐でつないでいるのも破損防止のためです。接着剤でも大丈夫だとは思うのですが、接着面が少なく万が一舞台上で外れても嫌なので紐でつなぐという方式にしました。手間はかかりますが、最悪壊れてもいきなり全部外れることもありませんし、かなり信頼しています。

ちなみに今まで壊れたことは一度もありません。

 

 

胸板と同様に他の胴パーツもどんどんつないでいきます。


六枚胴っぽくなってきたぜー!

 

さて、胴を縦につなぐ作業は終わったので、今度は横につないでいこうと思います。


合皮も紐も黒一色では地味なので、今度は赤い紐を使ってみました!

 

こんな感じで脇腹パーツと接続して、


前胴が完成!

とても四角いダンボール箱から生まれたとは思えないぜ…!

 

同様に背中側も組み立てます。


よっしゃー!両方できたー!

この段階でもうだいぶ鎧っぽくなってるんじゃないでしょうか。

 

この辺の作業からの毎回の達成感がたまらない…

そしてこの曲面と革のツヤがたまらない…←

 

という変態性(?)を発揮して今回はここまで!

 

続く。

2017年3月15日水曜日

黒六枚胴6 札板加工

前回、胴のパーツを作る前に塗装した札板(さねいた)たち。


ばっちり乾いたので、今回はこの札板を加工していこうと思います。

 

これら札板は最終的に草摺(くさずり)という腰パーツや袖(そで)という肩パーツになるのですが、その時に使う場所によって実は少しずつ大きさを変えて作っています。

 

また穴の位置も少しだけ違うものもあるので注意しながら穴を開けていきます。


良い感じにみんな穴が開いているように見えますね。

でもね、左にあるたくさん穴が開いているやつ、実はこれ間違えて開けたんですorz

 

今回黒だし簡単に作ろうと思っていたのに、型紙に残っていた今回使わない穴の位置になんの疑いも持たず開けてしまったんです…!

 

しかも気づいたのはだいぶ後半になってから…

 

仕方ないのでこの穴は装飾にでも使うとします。うあー。

 

なんてちょっとした(?)トラブルはありましたがとりあえず札板全部に穴を開け終わりまして、次は胴の時と同じように曲げていきます!


こんな感じで!

これももちろん一枚ずつ、ダンボールの目に沿って一筋一筋曲げています。


終わったー!長かったー!

 

これで本当に部品はすべてそろったことになります。

ここまでが下ごしらえみたいなものなのでかなり長く感じてしまうのですが、しかしここを乗り越えなくては鎧は作れない!

 

ここから先はどんどん形ができていきます。

 

しかし!

今回は同じようなパーツを作り続けて疲れたのでここまでということで…(汗)

 

 

続く。

2017年3月14日火曜日

黒六枚胴5 札板塗装~胴パーツ加工

前回はウレタンパーツを作り終えました!


こんなやつ。

本当は他にも胸板(むないた)と押付板(おしつけいた)というのがあるのですが単体で写真撮るの忘れたのでしばらくお待ちくださいorz

 

ウレタンパーツに合皮貼るのに使った接着剤の缶に「接着強さを必要とする場合は24時間養生してください」と書いてあるのでしばらく放置。

 

その間にしっかり乾燥が済んでいるダンボールパーツの加工に入ります。

 

今回はまず札板(さねいた)の裏面を塗装していきます。


幸い天気が非常に良かったのでベランダに全部並べて一気にやろうと思います!

(左の一列は順番間違えて先に穴を開けてしまったやつらorz

 

れっつとそー!


ぴったり置けるので塗りやすい。


サクッと完了ー!

 

そしてこのまま乾燥させるためしばらく放置。

 

次!

 

今度は塗装の必要のない胴のパーツに穴を開けていきます。


おっと先走りすぎて曲げの作業にまで入ってしまったようだ←

(写真撮り忘れただけですねはいorz

 

これらはすべて胴の脇腹部分にくるパーツですが、どうでしょう?

曲げることでだいぶダンボール感はなくなったんじゃないでしょうか。

 

ダンボールって表裏二枚の紙で間の波状の紙を挟むようにできてるじゃないですか。

この曲面は、その波状の紙のために裏面にできる縦の筋を一筋一筋爪でへこませて、曲がり具合がなるべく均等になるように一本ずつ折り曲げて作ってあります。

こうすることでかなりきれいなアーチを作ることができます。

 

ダンボールではこのような一方向の曲面しか作れませんが、今回の鎧はほぼこれで十分です。

またこの作業があるので、ダンボールで作るパーツの向きには注意しなくてはいけません。

 

とまぁこんな感じで胴のパーツを加工しました。(画像は忘れました←)

 

表面に貼る合皮の厚さにもよるんですが、今回使った合皮は比較的薄いので画像を見てもわかるように少しだけダンボールを曲げた筋が表からも見えてしまいます。

が、これに関しては模様みたいなものだと思っていてむしろ気に入ってるくらいなので今回は問題ありません。

 

もし気になるようなら厚めの合皮を使う等の対策が必要です。

 

 

胴のパーツが出来上がり、他のパーツは全て乾燥中!

というわけで今回はここまでー。

 

続く。

2017年3月13日月曜日

黒六枚胴4 ウレタンパーツ合皮貼り

前回は胴のパーツと札板(さねいた)に合皮を貼っていきました。


こいつらはいったん安置して、一晩以上乾燥させます。


木工用ボンドは水分を含んでいるので、特に胴などの大きいパーツでは合皮を貼った表側が水分を含んで伸びて、若干内側に向かって反ってしまいます。

しかし乾燥させると今度は逆に表側に向かって反るので、そうなったら次の工程に進みます。


ダンボールパーツを乾燥させている間に、今回はウレタンパーツの合皮貼りに突入!


前にも出てきましたこいつら、脇板(わきいた)。


一番大きなウレタンパーツは胸板(むないた)という胴の腹部最上段のパーツと押付板(おしつけいた)という胴の背部最上段のパーツがあるのですが、実は今回その二つだけすでに作ってしまっていまして、しかも全く画像がないのです…(汗)


というわけで今回は脇板と肩上(わたがみ)という胴の肩に掛ける部分を作ります!


まずは


防毒マスク装着!そして換気!!


今回はウレタンに合皮を貼るので、G17という接着剤を使います。

この接着剤は臭いを吸い込むと体に悪いので、確実にマスクと換気をします。


準備をしたら作業開始ー!


最初は各パーツより少し大きめに切った合皮にG17を塗っていきます。


もっとガンガンウレタンパーツ使う衣装つくるコスプレの人とかは、先に接着剤塗って乾燥したら裁断とかなんですが、僕はちょっと貧乏性なもので(笑)


細かい模様とか付ける場合は二度塗りとかした方がいいんでしょうが、今回は単純な構造なので一回にしています。


塗ったら、半乾きくらいまで乾燥させます。

その間にウレタンの方にも接着剤を塗ります。


これもね、本当はGうすめ液とか使って接着剤の粘度を下げた方がきれいに塗れたりするんだけどめんどく(ry


両方に接着剤を塗り、両方ともぼちぼち乾いた頃合いで貼っていきますよー。


曲線とか若干めんどくさいけど頑張って折り返して貼ったものがこちらです!


勢いで穴まで開けてあるー。


これで脇板は完成。左上に肩上もちゃんとあります。

胸板も押付板ももうできてるから、これで全パーツに合皮を貼り終わった!

やったぜひゅーひゅー!


切りのいいところで今回はここまで。


続く。

2017年3月12日日曜日

黒六枚胴3 ダンボールパーツ合皮貼り

今回は各パーツの表面に合成皮革(合皮)を貼っていきます。

 

前回、


こんなパーツを作りました。

これは袖(そで)という肩を守るパーツや草摺(くさずり)という腰を守るパーツのもとになります。

 

よく見る甲冑では本来さらに小さい小札(こざね)というパーツを横につなげてこの板一枚を作っているのですが、そんなめんどくs(ryもとい大変なことはしてられないので一枚の板として作ります。

小札の板で小札板。略して札板(さねいた)。正確には板物の札板ということになるのでしょうが…

 

あ、でもほら伊達政宗の鎧とかも板物だし大丈夫でしょう←

 

今回はこの札板が計32枚。

まずはひたすら表面を貼っていきます。


これまでは裏に貼る部分を切って形を作ってからのりしろ書いてたんですが、今回から実験的にのりしろも型紙作って先に書いてあります。

 

表を貼り終わったら、今度は裏に折り返したときに余ってしまう合皮の角を切っていきます。


この作業を今まで何度行ってきたことか…!

もはや感覚だけでちょうどいい大きさに切れるようになってしまった(笑)

 

ほいで角を落としたら、あとはひたすら裏に折り返し貼っていきます!

 


ひたすらひたすら…


おわったー!

 

ちなみに今回、DVDで手裏剣戦隊ニンニンジャーを観ながら作業してました(笑)

 

これで札板はいったん終わり!

次は胴のパーツを貼っていきます。


 一枚が大きいのでむしろ札板より効率がいい!


というわけでサクサク終了!

よく考えたら六枚胴なんだから六枚しかないんだよな←

 

表はこんな感じ。


なんか一枚めっちゃ傷みたいになってるけどこれも味ということで←

 

こんな風に表面に革を貼ることで、だいぶダンボールらしさがなくなりましたな!

そして今後形を変えていくことでさらにダンボール感がなくなっていくのですが、それはまた別のお話。

 

今回はここまで!

 

続く。

2017年3月11日土曜日

黒六枚胴2 作りはじめ~材料切り出し

今回から「黒六枚胴」作っていきますよー。

 

まずは材料の切り出しから!


雑然としている!

が、まぁ仕方ない…

 

本体のほとんどを構成するダンボールパーツを切っていきます。

といっても今回、以前型紙として使っていたダンボールを工作用紙に写し、ダンボールの方はそのまま使ってしまおうという部屋の片づけも兼ねていたのですでに穴が開いてたりします。が、いつもは合皮を貼った後に穴開けてます。

 

あと材料切り出しているとき写真撮るの忘れててそれっぽいのこれしかありませんでしたすみませんでした←

 

というわけで画像はないですが結構な数のパーツ切り出しました。

つっても40枚くらいかな?普通のコスプレ衣装に比べたら格段に少ない気がする。

そして本物の鎧はめっちゃパーツ数多いのでこれでもかなり簡略化している。

 

あと一部ウレタン素材。


こっちも気づいたときには結構作った後だったのでろくに画像がないっすorz

 

ウレタンは8枚くらい。

このウレタンパーツの上にある丸いのは電気コンロとか電熱器と言われるやつ。

じんわり熱い。でもお湯を沸かそうとするとスゲー時間かかる。

 

ウレタン素材は熱すると柔らかくなり曲げることが可能で冷めるとその形のまま固まるので曲面を作るのによく使われます。

今回は


こんな感じに。

 

ちなみにこれは脇の下というか、脇腹の上部に来るパーツ。

脇板(わきいた)と言って、五月人形が着てる大鎧(おおよろい)にはない(というかちょっと違うパーツ)のですが、胴丸(どうまる)とか腹巻(はらまき)といった鎧にはあります。

 

胴をダンボールだけで作るとこの部分が汗を吸収して柔らかくなって、そのタイミングで腕が当たったりして壊れやすいんですね。なのでウレタンで補強します。

 

 

こんな感じでパーツが揃ったら今度は表面に貼る合皮を切り出します。

 

今回は黒一色だから違う色と間違える心配がなくて楽だぜー!


 


本体よりちょい大きめに。

 

ウレタンはのりしろ小さめでも貼れるのですが、木工用ボンドは貼りたてだと接着力が弱くはがれることもあるので少し大きめにしています。

 

これでモノはそろったかな?

次回はこいつらをガンガン加工していきますー!

 

続く。

黒六枚胴1 材料

必要に迫らて鎧に名前を付けてみたけれども、シンプルすぎてすぐ区別がつかなくなりそうだぜ…!


今回から「黒六枚胴」なるものを作っていきます。


黒は単純に色ですね。黒い鎧。

六枚胴というのは、腹部と背面を守る「胴」という部分が六枚の板で作られているということです。

今回は前後三枚ずつで計六枚、前と後に分かれた形の胴を作ります。


まずは材料!


(素材)

・ダンボール

・ウレタン(旧ライオンボードとかサンペルカとか)

・黒い合成皮革(エナメルレザー)

・紐(丸紐)


(塗料)

・ラッカースプレー(黒)


(接着剤)

G17

・木工用ボンド


今回はこんなものかしら。

基本的にはダンボールのパーツの表面に合成皮革(合皮)を貼り、組み合わせていきます。

動きが多いところや使っていって壊れやすいところはウレタンを使って丈夫にします。


組むための紐は本来丸い紐と平紐(それぞれ複数種類)を場所によって使い分けたりするのですが面倒なので全部一緒←

色だけ場所によって少し変えようかな。


塗料のスプレーは、動いたときに裏側が見える箇所を黒く塗り一見しただけではダンボールだとわからないようにするために使います。ので、作るだけなら最悪いらない。


接着剤が二種類ありますね。

G17とは通称Gボンドと言われるもの。


クロロプレンゴム系溶剤形接着剤。そんな名前だったのか←

これは1kgの缶のタイプ。他にもっと小さいチューブのものも売っています。

ちなみに似たような商品でG10というのもあって、同じようにウレタンに皮とか布とか接着するときに使っている方もいます。使い心地が若干違いますが、どちらを使うかは好みといったところでしょうか。(僕はなんとなくにおいがダメだったのでG17です)


こういった接着剤を使う場合なかなか身体に悪いガスを発生させるので、屋外とかばっちり換気しながら作業を行うことはもとより、


こういった防毒マスクを装着します。

これ、めっちゃ重要。趣味で体壊してたら洒落にもならない。


対して木工用ボンドはもう子供の頃から付き合いのある親友みたいな存在。


ダンボールに合皮を貼るときに使うので、全体の7割くらいのパーツで使います。

なので大きいサイズ。



コスプレとかのすごい人たちはだいたいのパーツをウレタンで作っていたりしますが、形状などの条件が揃えば僕はダンボールを積極的に使っています。


僕がダンボールを使うのには明確な理由があります。


まず一つは安価なこと。舞台衣装スタートなので価格は重要。


でもそれより重視しているのは、ある程度の“重量感”が出るからです。

ウレタンは密度の高いスポンジみたいなものなので、大きさに対してかなり軽いんですよ。

身体にフィットしてあまり動かないパーツならそれでもいいんですが、和物の甲冑のように肩や腰のパーツが着用者に合わせてひらひら動く場合、このダンボールの重量感がいい仕事してくれるんです。


だから僕はダンボール推し(笑)



そういう意味では最近少し話題になってきている「ダンボール甲冑」というくくりにならないでもないのかもしれませんが、僕が作る鎧はあくまで衣装。


客席から見てちゃんと鎧に見える(少なくともダンボールには到底見えない)ものを作ります。(いやたまに思い切りダンボールだってバレバレの甲冑でやってる舞台とか見るともう気が気でなくて←)



あとはその時々必要な道具とかか。それはまたおいおい。



思いのほか長くなってしまったので今回はこの辺で。

次から、バリバリ作りますよー!