2017年10月7日土曜日

短剣3 成形

前回組み立ててだいぶ短剣っぽくなってきました。

このままではいろいろ四角いし柄も太いので、今回はこれを削っていきます。

今回は芯材が少し山なりになっていて刀身の表と裏にどうしてもずれが生じてしまうので、まずそれを削り刀身の幅を合わせます。


刀身の幅を合わせたら、最初に作った刃部分の型紙を使って刀身に書き込み。

写真撮り忘れましたが柄もざっくり削るラインを書き込みました。


まずは柄から。ラインに合わせてカッターで削ります。

若干削りにくいデザインにしてしまったことを後悔←

しかしこれもまたひとつ勉強よ。。。

しかし太さはちょうどいい!

続いて刃。

書き込んだラインに沿って、カッターでなるべく一気に削る。

もちろん切れ味の良い黒刃。

そして柄と刃を両方紙ヤスリで削り大きな凹凸を抑え、毛羽立ちをライターであぶって抑える。

だいぶきれいになったー!

と、ここまで来てなんだか鍔や柄尻の断面丸見えが気になってきたのでちょいと細工をしよう。


同じ2mm厚のウレタンを小さく切り、鍔の左右と柄尻に貼る。

んで、しっかり圧着し乾燥したらはみ出した部分をカッターで切り取る。

なんかちょっと鎧っぽい←

そんなこんなで成形終わり!


おお…!

ずいぶん短剣っぽくなってまいりました!

持った感じも手になじむし良い感じ。

なかなか気に入りそうだぜー!


続く。


2017年10月6日金曜日

短剣2 組み立て

前回切り出したパーツを組み立てていきます。


まず本体の表と裏、それに芯にする素材にもGボンドを2回ずつ塗っていきます。

本体の片方には芯を貼る場所をあらかじめ書き込んであったので、Gボンドが乾いたら今度はそれに合わせて芯を貼ります。

今回の芯は100均で売っている竹の30cm物差し。

算数の先生に怒られそうやで…!

そしてこれだと片面が山なりに盛り上がってしまうけど今回はノリと勢いだけで作っているので気にしない←

芯材の表にもGボンドを塗り、乾燥したらデザインがなるべくずれないように注意しつつもう片方の本体で挟んで圧着。

しっかり圧着したら、今度は柄部分と柄パーツにそれぞれGボンドを2度塗り。

乾燥したら柄も圧着。

同じ要領で鍔と柄尻のパーツも接着。

だいぶ短剣っぽくなってきた!

鎧よりも大まかな形ができるのが速いので作業が楽しい。

とはいえまだまだざっくりした形なので、次回からもっと細かく成形していきます。

続く。



 

2017年10月5日木曜日

短剣1 パーツ切り出し

最近忙しくてあんまり作っていなかったせいか、発作のように製作開始。

定期的に何か作らないとだめらしい←


せっかく何の縛りもないので、以前からちょっと作ってみたかった「短剣」を作ってみたいと思います。

ちなみになんで短剣なのかってーと、作った後もそんなに場所とらないしうまく出来れば技術をそのまま長剣に応用できるから!

では早速作業開始ー。


まずサクッと型紙を作る。

手許の資料にあった「スイス風短剣」というのを参考にデザイン。

最初はドラ○エのやつとか作ろうかとも思ったけど、どうせ作るならと汎用性の高いシンプルな奴にしました。

ありものはいずれ俺の短剣レベルが上がったら…( ̄ー ̄)

本体以外に鍔と柄尻、あと画像にはないですが別に鍔~柄尻と刃の部分も型紙を作りました。

剣は鎧と違って直線的だから型紙が作りやすい(笑)

そしてウレタンに転写。

そんなに大きくないからうちにあった端材でもぎりぎり入る…!
素晴らしい!


本体と柄はそれぞれ5mm厚のウレタンで。
鍔と柄尻は2mm厚で切り出しました。


組み立て前に各パーツののりしろを書き込み。

これで下準備は完了!

次から組み立てていきますー。


続く。


 

2017年7月21日金曜日

非公認ローカルヒーロー5 細かいパーツたち組み立て

前回作った細かいパーツたちの中で、実はいくつか合皮ではなく塗装したものがあります。


こいつら。

このあと溝とかも塗ります。

合皮を貼ったパーツも部分的に塗装したりして、この前作った剣の刃も塗って

結構そろってきた!

そしてまたいろいろ端折りますがこの画像の剣以外の部品を組み立てると

こんな感じになりますー!

変身ブレスレット的な奴。

こういう形だと接着だけでは不安なのでウレタンと腕に巻くゴムバンドを縫い付けて安定性を上げています。

そして他のやつらは

これとか!

いわゆる籠手(こて)というやつ。

氷の結晶みたいな形の装飾にしたら合皮貼るのめっちゃ大変だった(汗)

これも腕に留める部分はゴムバンドとマジックテープで作ってたりするんですが今回その辺は割愛←


そして剣は・・・

こんな感じに!!

めっちゃ荷物が写ってるのは気にしない!←

着けるとなかなかしっくりくる作りにできたので、未熟者にしては気に入っています(笑)

だいぶ途中経過をぶっ飛ばしてしまいましたが、これで無事細かいパーツたちが完成しました。

デザインセンスはなかなか低いので今後に期待ですが、少なくともそう簡単には壊れないよう強度には注意して作ったつもりです。

舞台上で壊れるとマジ心臓に悪いからね(汗)



と、ここまで作ってきたわけですが・・・

実は、使う予定だった作品のストーリーが大幅に変わってしまい胴とか剣とか使わなくなっちゃった(´;ω;`)

とはいえ俺も失敗してたりするのでちょうどよかったと言えばちょうどよかったのですが。

なので、今回の「非公認ローカルヒーロー」シリーズはいったん今回の記事をもって終了します。

半端な書き方になって申し訳ないですが、必要なものが途中で変わるのも物語づくりの常なので仕方がない。

次に作るときはもっと(かなり)レベル上げて製作できるよう、精進して作り直します!

これを読んでくれている人のうちの何人かはどの作品で使っている奴か分かっちゃうかもしれませんが、次の機会までお待ちください(笑)

今回も長々とお付き合いいただきありがとうございましたー!


終わり。

このシリーズの始め→「非公認ローカルヒーロー1」

2017年7月20日木曜日

非公認ローカルヒーロー4 細かい部品たち

今回は割と雑多に細かいパーツ。

サクサク行きましょ。


こいつらは主に腕とかのパーツになります。

切り出した中でかなり小さいものには、ウレタンの端材を接着。

これは後で塗料を塗るときに持ち手にするため。

今度は、これに貼る合皮を切り出します。

なんか違うパーツのも混ざってるけど気にしない←

今回は細かいものが多いので一気にやります。

めっちゃ見づらいー

合皮にGボンド塗りました。

これも二度塗りし、感想を待つ間にウレタンパーツの方にもGうすめ液で薄めたGボンドを塗ります。

また違うパーツが混ざってるけど気にしない←

取っ手としてつけた端材に竹串さして立てると楽。
土台の灰色のもウレタンです。

両方乾いたら合皮をパーツごとに切り離し、それぞれ貼っていきます。

小さいのは数が多いのでめんどくさい・・・

が、無心で貼り続ける。



出来たー!

なんかこう、合皮を貼ると途端にパーツに力を感じるようになるのが好き←

今回は黒いパーツしかありませんが白いパーツも作りました。
写真は撮り忘れましたorz

しかし結構な作業量だったので今回はここまで!


続く。

2017年7月19日水曜日

非公認ローカルヒーロー3 剣

前回までで大きなパーツはとりあえずできたので、今回からは細かいパーツに入っていきます。

今回作るのは、剣。

俺にしては珍しい「武器」!

しかし前回に引き続き画像があまりないので、今回は文章多めなことをご了承ください(´Д`)

まずこんなん!

では状況を説明します←

胴パーツなどは5ミリ厚のウレタンを使っているのですが、これは5ミリで同じ形のものを二枚切り出し貼り合わせているので1センチ厚になってます。

剣とかを長いものを作る場合、本当は芯に何か固いものを入れた方がいいんですが、これは20センチくらいしかないのと使う人があんまりアクションとかやったことない人になる予定なので芯は入れず、力を加えると簡単に曲がるようになっています。

ので、ただのウレタン二枚張り合わせ。

刃になる部分に印を付けたら、端からその印に向かって斜めにカッターをいれ刃部分を切り出します。

この時、普通のカッターを使うとけば立ったりがたがたしたりするので、使うのは黒刃。
僕はOLFAのやつ使ってますが、すげー切れ味いいやつ。
ホントにすぐ切れちゃうんで怪我には要注意。

剣としての形が整ったら次の工程。

僕、だいたいのパーツは表面に合皮を貼る方式なんですが、形が複雑だったり合皮を貼るのが難しいものはウレタンに塗装する場合もあります。

今回の剣もそんな案件。

しかし直接は塗れない(色が乗りにくい)ので、まずは塗装下地を作ります。

Gボンドにラッカーうすめ液を1:1くらいで混ぜた奴を刷毛で塗ります。

前回胴に合皮を貼るときはGうすめ液というものを使っていましたが、今回の物とは別の物です。

Gうすめ液はGボンドの接着力を保ったまま薄めることができるのですが、ラッカーうすめ液は接着力が落ちます。

なので、塗装下地として使う場合はこちらの方を使います。

一回では十分に塗れないので、一度全体に塗って乾燥したらまた塗って・・・というようにして、好みによりますが3~4回くらい重ね塗りすればだいぶ表面がきれいになるんじゃなかろうか。

とまぁそんな工程を経たものが上の画像の剣になるわけです。
そういえば後ろにさらに細かいの写ってるけどそれはまた別記事で書きます(汗)


さて、この下地が乾燥したら塗装するわけです。

ででん!

干し剣。

今回は全体を黒く塗り、刃の部分だけ銀色にしようと思います。

これも下地の時と同じで一度に全部塗るのではなく、全体に何度か重ね塗りするとかなりきれいになります。

前述のとおりこの後銀色に塗るのですが・・・

この先の画像を撮影するのを忘れたので今回はここまでということでorz

くそー!

いずれかならずリベンジします・・・m(_ _)m


続く。

2017年7月18日火曜日

非公認ローカルヒーロー2 胴と肩パーツ合皮貼り

あっという間にひと月以上経っている・・・

そしてこのひと月の間に携帯が壊れて交換していたりスケジュールがなかなか渋くて製作過程をちゃんとは撮れていなかったりしたのですがとりあえずあるものだけでも上げていく。

前回は胴パーツを作りましたね。

こんなやつ。

今回は次に肩パーツを作ります。

既に形は出来ているorz

奥の方が形がわかりやすいかな?

以前作った物の型紙を改良して作りました。この丸みは結構気に入っている←

とりあえず大きなパーツができたので合皮を貼っていきます。

今回は合皮の貼り分けにチャレンジ。

合皮を使う分だけ切り出し、裏にGボンドを塗ります。


ちなみにこの時のGボンドは原液で、一回塗って乾燥させてからもう一度塗り重ねてます。
二度塗りが大事らしい←

合皮の乾燥を待つ間に本体の方も。

まず最初に合皮を貼る場所だけにGボンドを塗りました。

この時のGボンドは、表面がダマにならないようにGうすめ液で1:1くらいで希釈したものを使っています。

こいつら。でかい。重い。これを見るといつも自分が役者なのか疑問に思えてくる←

両方乾いたら貼るんですが、この途中の写真を撮るのを忘れまして・・・

まさかの胴まで貼り終えている事態orz

画像ではわかりにくいんですが今回少し個人的に新しい挑戦が多かったもので、テンション上がって一気に作業してしまった・・・

そしてこれらも若干失敗して合皮にしわが寄っているorz

とはいえ一応合皮貼り終わり!

こういう積み重ねがクォリティを上げる・・・はず←


続く。

2017年6月8日木曜日

非公認ローカルヒーロー1 胴作りはじめ

気づけば前回の更新からはや2ヶ月。

時の流れとははやいものだ…

 

実はこの2ヶ月の間にも一応作っていたものがあったのですが、また和物だったので芸がないと思い記事にするのはもう少し待とうと思いまして。

 

 

なので今回は趣向を変えて!

いつもの趣味で作ってた和物鎧から一転、今度はちゃんと使う予定のある衣装としてヒーロー的な奴作ります!

(といってもマスクとかないのでヒーロースーツっていうより衣装の付属品みたいなものですが)

 

 

まず前段階として、ヒーロースーツのおおもとみたいなやつをうちのトルソーに着せる。


ちなみに名前は「トールくん」です←

 

このおおもとスーツの型紙は以前作ったのですが、大きさが気に食わなかったのでこの機会に調整しました。

画像は調整後のやつで、トールくんに対しだいぶぴったりです。

 

今回作る衣装は上半身の腹から上の部分なので、使わない腰まわりをカット。


 

トールくんの素肌が見えてきました。

実はトールくん、裁縫とかで使うものではなくとある洋服店にあった「ご自由にお持ちください」からいただいてきたものなので基本外国人サイズ。

俺よりだいぶ体格良い…

 

しかし今回の衣装の着用者はもっと体が小さいのでこのままでは使えません。

 

なのでまずこのスーツ(仮)を着用者のサイズに合わせて改造し、そこからさらに基本のデザインを作り平面になるように半分だけばらしたものがこちらです。


…違うんですその時いろいろあって写真撮るの忘れてたわけじゃなくて必死に作業してたらいつの間にかここまで進んでて過程がすっ飛んだなんてそんなことありました←

 

これまであまりやったことない作業だったのでとにかく考えながらやるのが精一杯でしたorz

 

 

ここで作ったウレタン展開図をボール紙に書き写して清書。


曲線は自在定規という曲げて曲線を作れる定規で書いたので超綺麗。

すごい。楽しい。でもまだ難しい。

 

型紙ができたので


製作用のウレタンに書き写します!

さっきまでの灰色のウレタンは「サンペルカ」の柔らかいタイプのボードを使っていましたが、本チャン用ではこの白い「リアラボード」を使います。

昔は「ライオンボード」という名前で、僕がこういう衣装を作り始めた頃から使っている馴染みの存在。

コスプレ衣装とかでも良く使われていますな。

 

これに型紙を書き写し


 

切り分け


 

接着!


 

おお…

いつもとだいぶ雰囲気違う()

 

これでそのうち着用者に合わせてみて問題なければ作業進めようかな。

 

 

というわけで今回はここまで!

 

続く。

2017年4月9日日曜日

白黒六枚胴6 札板加工~完成

前回は、札板(さねいた)をひたすら加工して穴を開けまくりました。


 

今回はこれを組み立てていくんですが、その前に一番下の札板に装飾を施していこうと思います。

 


穴に紐を通す!

本当は違う模様を想定して穴を開けたのですが、途中で気が変わったのでまさかのアドリブ←

でもいい感じー。

 

下段ができたので、他の大きさの札板と組み合わせて・・・


ひとつ完成!

これを肩を守る袖(そで)や腰を守る草摺(くさずり)として使います。

 

というわけでれっつ量産―


過去に作ったことがない色合いなのですが、なかなか良い予感がしている・・・!

 

よし、さくさく行こうさくさく。

 


三つを草摺として前胴に接続。

これだけでも使えそうな気がしてきた。

 


後胴も草摺を接続!この辺から鎧としての存在感が半端なくなってくる(笑)

 

二組だけ、前胴と後胴をつなぐ肩上(わたがみ)パーツにくっつけて、


 

胴の方にも肩上をつなげるための紐を付けて、


 

袖を接続!


 

出来たー!!!

 

いやー、最後はさすがに速かった。

ここに来ての達成感がたまらんのです。

 

なんて言ってないでちゃんとトルソーに着せてみよう。


 

後からはこんな感じ。


 

やはり装飾がいい仕事してるな←

 

今回初めて白い部分の多い鎧を作りましたが、なかなかいい感じですな。

目立つので武将とかで使えそう。

いつか胴も全部白いのも作ってみようかしら。

 

 

そんなわけで白黒六枚胴完成いたしました!

また少ししたら新しい鎧を作ろうと思っていますが、とりあえず今回はここまで。

 

ありがとうございました!

 

 

終わり。