
薄い板貼っただけだけど(笑)
しかしこの微妙な厚さのおかげで、刀が鞘から不用意に抜けにくくなります。
納刀にも抜刀にもこれを踏まえた動きがちゃんとありますからね。
今回は栗形(くりがた)を補修します。

いろいろ考えたのですが結局木から削り出すしかなさそうなので木材を購入。
ちなみに下にあるのが鯉口補修に使ったバルサウッドのシートです。
幸い大刀があるのでその栗形の形を調べ小刀用に調整し、形を木材に写します。

まずは型より少し大きめに切り出し。
今回栗形の厚さは1cmなのですが、木材が5mmなので二枚切り出して貼り合わせ厚さ1cmにします。
せっかくなので木目の向きを縦横で90°違うように作って、貼り合わせた時に強度が増すようにしました。

木工用ボンドで接着したあとは洗濯バサミで挟んで固定。
乾燥させると

厚さ1cm!
あとはこれを型の大きさまで削ります。
削ったあとなんやかんやあって

できた!←
紐を通す穴を彫刻刀で掘ったり表面をやすり掛けしたりと、この工程が一番時間かかりました…
ちなみに底の部分はのちのち鞘に接着する箇所となるので、丁寧にやすり掛けして平らにしていきます。
ここまでやるとなんか栗形そのものに愛着湧いてきた…(笑)
試しに鞘に付けてみます。

なかなかいいんじゃないの!
次回はこれに色を塗り、鞘本体に接着します。
続く。
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