
鉄身(刀身が鉄で出来ている模造刀、要は斬れないだけの刀)の小刀は以前から持っていました。
これはあるとき友人からもらったものなのですが、もらった時からすでにだいぶガタが来ていてそのままでは使いにくい代物でした。
具体的にはまず鯉口(こいくち、鞘に刀を入れる穴)が非常にゆるい。
あまりにもゆるいので、腰に差した状態で僕が振り向いたり回転するとその遠心力で少し刀が抜けるくらいゆるい。
あと、栗形(くりがた)という鞘に下げ緒という紐をつけるための部分が取れて付いていませんでした。
この栗形は腰に差すときに鞘が帯から下に抜け落ちないためのストッパーの役割もあるため、ついてないとこれまた困る。
とはいえ小刀だけで使う機会もあまりないためこれまで放置してきましたが、この度大刀を入手したついでにこれらを補修し"大小"として差せるようにします!
まずは簡単だった鯉口から。
刀という"凸"部分と鞘という"凹"部分のサイズが合っていない状態なので、単純に鯉口の穴の方を狭めます。

内側に薄い木材貼りました。
はい、完成!(笑)
本来はここから刀のサイズに合わせて調整するのですが、なんと元の厚さでぴったり。
ちなみに今回は厚さ1mmのバルサウッドという木材を使いました。
このほかに刀身の根本にあたるハバキというパーツにテープなどを巻き太くすることで密着度を上げる方法もありますが、それだと若干見た目に影響が出るので今回は鞘の方を調整しました。
またゆるくなったら上から同じの貼ればいいしね。
説明込みだったのでだいぶ長くなってしまった!
ということで栗形補修はまた次回。
続く。
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