先月は普通の本(?)の他に「まんがで読破」というシリーズをいくつか読んだので少し数が多くなりました。
それでは行ってみましょー。
【大富豪がわが子に伝える秘密の法則】
同じ著者と翻訳者の組み合わせの【一流の人に学ぶ 自分の磨き方】
この本は著者が世界中の億万長者1200人以上(!)に聞いた「経済的成功について自分の子供に何を教えていますか?」という質問の答えをもとにして書かれています。
大富豪というとお金のことだけに思いがちですが、そのお金はあくまで様々な分野でなにがしかの成功をした結果として稼いだということなので、この本ではお金についてのことよりむしろ成功するための考え方や心構えについて説いています。
そしてタイトル通り子供に伝えるというテーマなので内容もわかりやすく、それでいて成功するための情熱が湧いてくるような項目ばかりです。
【死ぬこと以外かすり傷】
幻冬舎の編集者でありながら最近様々な分野で活躍している箕輪さんの著書。
内容としてはビジネスの現場での自己啓発という感じに近いかもしれない。
とにかく仕事に対して攻めに攻めて、情熱をもって働きまくる姿勢が伝わってきます。
それでいて時代を読み人を読み、そのうえでひたすら数を打ちまくる。
そういう考え方が染みてくる一冊です。
【ピロリ菌やばい】
先月読んだ【健康の結論】
こちらは胃がんの原因の多くを占める“ピロリ菌”に特化した内容が書かれています。
なによりこの本の特徴は、簡易的な検査キットが付いていて検査料と共にこの本に書かれている機関に検体を送ることで自分がピロリ菌に感染しているか手軽にわかるというところ。
検査の結果感染していなければ安心できるし、たとえ感染の疑いが出てもそこから病院でさらに詳しく検査して除菌することで今後の人生で胃がんになるリスクを大きく下げることが出来ます。
ホリエモンの“治療より予防”という信念を形にした画期的な本です。
皆どんどん調べればいいんだ!
【筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方】
Twitterで大人気の筋肉社長ことtestosteroneさんの、食事法についての本。
他にも様々な筋トレ本を書いている著者が、ダイエットに関してはむしろ筋トレより大事だという食事管理の方法を細かく教えてくれます。
その食事管理法とはつまり“マクロ栄養素管理法”。
マクロ栄養素とは「タンパク質・脂質・炭水化物」の三大栄養素のことで、要は一日の摂取カロリーを自分の身長体重などの情報から計算されたカロリー内に納めつつマクロ栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)を必要な分だけ摂取するというもの。
これは“出来たらいいな”くらいの数あるダイエット法の一つなどでは決してなく、今すぐ国民全員が実践すべきレベルの科学的で“最強の食べ方”です。
間違ったダイエットをしてマクロ栄養素が足りてなかったりすると逆に「太りやすく痩せにくい体」になってしまったりします。
そういう過ちを犯さないために、そしてしっかり筋肉を育てるために、このマクロ栄養素管理法は非常に重要な方法です。
ちなみに僕もこの本を読んでから筋トレと並行して実際にマクロ栄養素管理法を(全然完璧ではないながらも)やってみて、約一ヶ月で体重は約2kg、体脂肪率も約1~2%程度落ちてきました。
なにより普段食べるものの栄養素を気にしだしてからは食品に対する感覚が変わってきたのを実感しています。
【古事記 (まんがで読破)】
ここからはまんがで読破シリーズ。まずは日本の神話である古事記です。
古事記は以前岩波文庫の読み下し文のものを読んだことがあるので大体の内容は知っているのですが、ビジュアルでわかるとこれはこれで理解しやすい。
ストーリーとしても高校生が古事記の内容を調べていくという流れなのでただの説明に終始せず読みやすかったです。
【日本書紀 ─まんがで読破─】
古事記を読んだので日本書紀も。
日本書紀は原文を読んだことはないのですが、古事記と微妙に名前が違ったり話の細かいところが違ったりとこれはこれで面白かったです。
それに古事記の方が若干ファンタジー寄りなのですが、日本書紀の方は天皇の系譜についてより細かく書かれている印象で目的の違いがはっきり感じられました。
【五輪書 (まんがで読破)】
大剣豪・宮本武蔵による著書の漫画版。
一応ナビゲーターみたいなキャラはいるのですがほぼ宮本武蔵さんご自身が五輪書の内容を解説してくれます(笑)
五輪書はもともと兵法書というか武芸書といった類のものですが、漫画で描かれていることで刀の構え方や敵との対峙の仕方などが文章だけよりわかりやすいので元の五輪書にはないメリットが結構あると感じました。
これでざっくり理解してから元の本を読むと理解が深まりそうなので、今から楽しみにしています。
【学問のすすめ (まんがで読破)】
こちらも福沢諭吉先生ご本人が解説してくれます。
この本では「学問のすすめ」そのものの内容だけではなく福沢諭吉の人生についてもわかりやすく書かれているので、どういう時代背景のもと「学問のすすめ」が書かれたのかについても分かり理解がいっそう深まります。
たまたま先日テレビで、どこかの社長が「学問のすすめ」を経営の指針にしているというのを観たばかりなので個人的にタイムリーで、これもまた元の本を読むのが楽しみな一冊です。
【論語 ─まんがで読破─】
ある学校に臨時でやってきた国語教師(牛)が論語を駆使してクラスの生徒を導いていくというなかなかな超展開。
国語教師(牛)の存在はさておいて、随所に出てくる論語のフレーズはよく聞くものからなかなか耳にすることがないものまで幅広く書かれています。
もちろん長さの都合から「論語」全体からすればほんの一部しか紹介されていませんが、それでも現代社会でもばっちり当てはまる核心をついたものばかり。
勉強したころは漢文だというだけで敬遠しがちなものですが、学園ものという身近な例での実践例を見るとすごく理解しやすいものとなります。
解説は国語教師(牛)ですが。
2月は以上9冊でした。
まんがで読破シリーズがあるので数は多くなりましたが全体的に読みやすいものばかりで楽しかったです。
また食事法は実践しているしピロリ菌検査もそのうちやるので、読書によって行動が変わったわかりやすい月でもありました。
心構えも教養も健康も、何でも本から学ぶことで人生を向上させていきます!
追記:
まんがで読破シリーズは他にもたくさん作品があるので、興味のあるものが漫画化されてないか是非一度探してみてください!
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