2019年9月28日土曜日

金棒4 塗装~完成

前回まででだいぶ金棒っぽくなってまいりました。


今回は塗装!

全体に下地としてラッカーうすめ液で薄めたGボンドを塗り、乾燥。


わかりにくいですがうっすら黄色がかってます。

ウレタンに直接塗装しようとすると、ウレタンが塗料を吸収してしまいうまく塗装できないためこのように下地処理を行います。

そしてしっかり乾かしたら塗装。

今回は潔く全部真っ黒!


おお…なかなかな威圧感のある鉄の棒が出来上がった!

握る部分に白い布(今回はさらしを使用)を巻けば、


かんせーい!!!

柄尻の輪っかにも細い布を巻いて垂らそうかとも思いましたが、取り回しを考えて今回はなしにしました。

グリップを太めに作ってしまったので少し握りづらいですが極端に重い材料なども使っていないため見た目に対してだいぶ軽く、かなり扱いやすいです。

また、構造上かなり頑丈に作ってあるので多少ぶつかったりしてもそう簡単には壊れません(塗料ははげるかもだけど)。

軽く丈夫なので、実際の殺陣でも十分使えます。


なにより大きい金棒があると、「鬼!」って感じがしていいですねぇ…


以上、久しぶりの武器作り「金棒編」でしたー!


終わり。


2019年9月27日金曜日

金棒3 外側作り

前回まででだいぶ金棒っぽくなってきました。





もう少し太さが欲しいのと、補強や加工のしやすさを向上させるために今回は表面を作っていきます。

まず5mm厚のウレタンに思い切りGボンドを塗り



八角形の一面ずつに貼って全体を覆います。



これが



こう。

ちゃんと先端も貼り、写真撮るの忘れましたが柄尻の輪っかも同様に補強します。

次は装飾パーツ。

2cm厚のウレタンを2枚重ねて4cmにし、材料切り出し。



短い円柱のパーツをいくつも作り



山形に削る。



これを八角形の上半分のよさげなところに接着すれば、





これぞ金棒!って形にー!!

やっぱ鬼の金棒といえばこの突起だろうということで。

金棒の形は大体出来上がりました!

あとは塗装やー!!


続く。



2019年9月26日木曜日

金棒2 内側作り

前回は白い直方体を作りました。


もともとのEPPフォームの厚みが4cmで、現状表裏2枚合わさって8cm。

これでは今回作りたい金棒の太さに少し足りないので、上半分にさらにEPPフォームを追加して貼ります。



厚くなった!

ちなみに真ん中の段差のところ(追加した分の端)がデザインした太さに足りるかどうかを確かめるのに、ちょうど「東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!」という本を読んだ直後だったのもあり1次関数の式とグラフ(y=ax+b)を使いました。

実際に作ってみてマジで絶妙にデザインに干渉しない位置にできて感動!



上画像の線が描いてあるところね。


…すみません、文章も下手で伝わりにくいと思いますがとにかく無事に厚みを出せたということです(汗)

とにもかくにもこれを削って、金棒の形にしていきます。

まず断面は四角形のままそれぞれの面を斜めに削ります。





一番下(柄尻)は金棒っぽく見える装飾をしようと思うので大きめに残す。

今度は断面が八角形になるように。



下まで削ったら柄尻の装飾を形にしていきましょ。





なんかあるよねこういう輪っか。

八角形になって握りやすくなり、だいぶ金棒に近づいてきました!

とはいえまだまだただの白い棒なので、次はさらに金棒に近づけていきます。


続く。



2019年9月25日水曜日

金棒1 ベース作り

今回作るのはこちら。



いわゆる鬼の金棒。

普段あまり作らない武器ジャンルの中でも金棒という大きく厚みもあるものだったので、いままで気にはなってたけど使ったことのない素材で作ることにしました。

そんな期待の新星がこれ。



EPPフォーム!

画像だとただの白い板なので分かりにくいですが、ざっくり言うと溶剤系の接着剤に強い硬めの発泡スチロールといったところ。

普通の発泡スチロールは溶剤系の接着剤(Gボンド等)を使うと表面が溶けてしまうのですがこのEPPフォームはしっかり耐えてくれるので、厚みのある武器やロボットなど大型の衣装を作る際によく使用されています。

今回は4cm厚を使用。

まずはこのEPPフォームからパーツを切り出し



内側に、芯になる棒を入れるための溝を彫ります。



作る金棒の長さは約140cmにもなりEPPフォーム1枚の長さでは足りないので、上下で分割して作りました。

ということでその上下をGボンドで接着。



すごい…本当に溶けない…!

そして溝に芯を入れる。



今回は家にあった木の棒を使いました。

もともと別の舞台で短めの手槍として使っていたものなので長さが完璧。

今後は金棒としてしっかりやっていくんだぞ…!

というわけで芯の表面にもしっかりGボンドを塗り



反対側も接着。



とりあえずこれでベースの白い直方体ができました!

次回は形を整えていきます。

※ちなみに今回使った接着剤はすべてG10です。

※あと製作記は久しぶりなので注意喚起!Gボンド等の溶剤系の接着剤を使う際は必ず十分な換気をし防毒マスクを装着すること!フィルターもちゃんと期限内の物を使いましょう。いのちだいじに!


続く。



2019年9月24日火曜日

鬼に金棒

もうモンファミ公演から1週間経つのか…

現在の活動としては次の舞台に向けてガンガン稽古しているところですが、もう少しだけ先週やってた施設公演のお話をば。


今回の演目「必殺!鬼退治」、桃太郎モチーフだけあって僕の役は“青鬼”でありました。



そして相棒赤鬼と共に僕を支えてくれたもう一人の相棒がこちら。

桃太郎の鬼に欠くべからざる存在、“金棒”。



ブログにわざわざ書くだけあって青鬼本人の若林が製作しました。

キャー!ステキィーーー!!←

依頼された当初「鬼と言えば金棒だろ!半端な物は作れぬ!」とか息巻いてデザインした結果、狭い施設では使いにくいほど大きめに作ってしまいましたが…

結果的に鬼の恐ろしさや力強さを表現するのにかなり役立ったのでよしとしましょう!(笑)

ちなみに普段あまり作らない小物としてはおばあさんが桃太郎に持たせる“きびだんご”も実は青鬼製でした。





こういうのもたまには楽しいですな。

そんなわけで(また鎧ではないのですが)、次回からは金棒の製作記を書いていこうと思います!

…次回からね。今回は宣伝だけする。

では、また。


10月出演舞台↓

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

トランス

「穏やかな風が僕たち3人を結びつけました。それが僕たちの始まりでした。」

~出演~

<teamシオン>
佐久間 章裕
瀬戸 瑞樹
若林 辰也

~スタッフ~

脚本:鴻上 尚史
演出:神山 一郎
音響・照明:鈴木 里加
製作補助:関 麻紀子
企画:GAIA art entertainment
   演劇集団オムニプレゼンツ


~日程~

2019.10/16(水)~10/20(日)

10/16(水) 14:00
10/17(木) 19:00
10/18(金) 14:00
10/19(土) 15:00
10/20(日) 12:00,18:00
※<teamシオン>若林出演回のみ

~会場~

『スペース エリア543』
東京都杉並区井草5-5-25西ビルB1F
西武新宿線上井草駅北口徒歩約1分

~チケット料金~

2700円(1ドリンク付き)

~ご予約~

https://www.quartet-online.net/ticket/gaia-omuni?m=0cjigji

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

劇場の座席が28席しかなく早い段階で埋まってしまうことが予想されますので、なるべく早めのご予約をお願い致します。

また今回はダブルキャストになっていて、若林は<teamシオン>のみの出演となりますのでご予約の際はお間違えの無いようにご注意ください。

2019年9月19日木曜日

施設から劇場へ

やっとブログに取り掛かれた…

先日、モンファミーユによる施設公演「必殺!鬼退治」が無事全日程終了しました。

桃太郎がベースとなっているお話で、僕の役は“青鬼”。





なかなかファンキーな見た目をしていますが、相棒の赤鬼と共に桃太郎軍団をやっつけたり



最終的にはやっつけられたりしました。



時にはこんな状況にも…



青鬼、雉の罠にかかるの図。

このポーズはなかなか普通の舞台公演でもやらないな(笑)


モンファミーユでは公演期間中にいくつもの高齢者施設を回って公演を行うので、ステージの大きさや状況も施設によってさまざまです。



広いところは思い切り広く、床も実際のステージのように少し上がっていたりします。
場所によっては照明すらちゃんと当たるところもありました。

そして



逆に狭いところだと幅も半分くらいで、施設の備品がそのまま見えているところも少なくありません。

客席の形も施設によって縦長だったり横長だったり、なんなら扇形で僕らを囲むように利用者の方々が観ることもあります。

このように毎回違う状況に合わせて、演じる我々は少しずつ演技や動きを変えて調整し対応していました。

こういうことができるのもそれぞれに付き合いも長く経験も積んでいる共演者があればこそ。

自分で言うのもアレですが、素晴らしいチームワークで素敵な作品に仕上がったと思います。


僕が参加したのは前回からでまだ2回目ですが、団体としてはもう10年以上活動しているということで施設の方にも利用者の方にも温かく迎えていただきました。



うれしいねぇ…


モンファミーユの活動は「劇場に足を運のべない人たちのために」ということで行っている施設公演ですが、同時に僕ら自身も「劇場ではできない体験」ができる貴重な機会となっています。

社会貢献なんてたいそうなことはとても言えませんが、こうやって少しでも多くの人に見てもらい楽しんでいただけるようこれからも頑張っていきます!





…と、言いつつ。

10月には“普通の”舞台にも出演しますのでそちらも何卒よろしくお願いいたします(笑)





☆★☆★☆★☆★☆★☆★

トランス

「穏やかな風が僕たち3人を結びつけました。それが僕たちの始まりでした。」

~出演~

<teamシオン>
佐久間 章裕
瀬戸 瑞樹
若林 辰也

~スタッフ~

脚本:鴻上 尚史
演出:神山 一郎
音響・照明:鈴木 里加
製作補助:関 麻紀子
企画:GAIA art entertainment
   演劇集団オムニプレゼンツ


~日程~

2019.10/16(水)~10/20(日)

10/16(水) 14:00
10/17(木) 19:00
10/18(金) 14:00
10/19(土) 15:00
10/20(日) 12:00,18:00
※<teamシオン>若林出演回のみ

~会場~

『スペース エリア543』
東京都杉並区井草5-5-25西ビルB1F
西武新宿線上井草駅北口徒歩約1分

~チケット料金~

2700円(1ドリンク付き)

~ご予約~

https://www.quartet-online.net/ticket/gaia-omuni?m=0cjigji

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

劇場の座席が28席しかなく早い段階で埋まってしまうことが予想されますので、なるべく早めのご予約をお願い致します。

また今回はダブルキャストになっていて、若林は<teamシオン>のみの出演となりますのでご予約の際はお間違えの無いようにご注意ください。

2019年9月2日月曜日

出演情報『トランス』作:鴻上尚史

10月、久しぶりに舞台に出演します!

演目は「トランス」という3人芝居で、作者は鴻上尚史さん。
もうね、戯曲の内容だけですでに確実に面白い。あとはそれをいかに立体的に仕上げていくか。
役者としては非常にやりがいのある作品です。

ちなみに若林の役柄は…“おかま”。

普段あまり演じる機会のない役柄で、今回は非常に貴重な経験をしております。

殺陣のないお芝居も久しぶりで、正直ワクワクが止まりません(笑)


上演時間は現段階で2時間強を予定しています。

また今回の会場では、客席の数が28席と限られておりますのでご来場される場合は早めのご予約をお勧めします。


皆様のご来場、心よりお待ちしておりますm(__)m

以下詳細↓↓↓

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トランス

「穏やかな風が僕たち3人を結びつけました。それが僕たちの始まりでした。」

~出演~

<teamシオン>
佐久間 章裕
瀬戸 瑞樹
若林 辰也

~スタッフ~

脚本:鴻上 尚史
演出:神山 一郎
音響・照明:鈴木 里加
製作補助:関 麻紀子
企画:GAIA art entertainment
   演劇集団オムニプレゼンツ

~日程~

2019.10/16(水)~10/20(日)

10/16(水) 14:00
10/17(木) 19:00
10/18(金) 14:00
10/19(土) 15:00
10/20(日) 12:00,18:00
※<teamシオン>若林出演回のみ

~会場~

『スペース エリア543』
東京都杉並区井草5-5-25西ビルB1F
西武新宿線上井草駅北口徒歩約1分

~チケット料金~

2700円(1ドリンク付き)

~ご予約~

https://www.quartet-online.net/ticket/gaia-omuni?m=0cjigji

※若林は<teamシオン>にのみ出演します。お間違えの無いようにご注意ください。

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